トランプの重大発表は、ニール・ゴーサッチ任命!・・って誰?どう重大なのか
トランプ大統領が、1月31日にとうとうハッキリと日本と中国の通貨安誘導を批判したや~ん。それが吹っ飛ぶくらいの出来事も起こったや~ん。
現地の時間で「夜8時に重大発表するよ~ん」とかtweetしてまたまた市場参加者を慌てさせました。(日本時間2月1日の朝10時)
この記事の目次
Facebookで生中継の「重大発表」の中身はやっぱり
tweetで「発表するよ~ん」とつぶやいた後、日本で朝10時からFacebookのライブへのリンクを貼ったトランプ大統領。ずっと一人の欠員があった最高裁の判事を任命しました。すでに名前の出ていた、ニール・ゴーサッチ氏が任命されました。
大統領選でトランプ氏が選ばれた時から、最高裁判事の話は出ていました。任期がないという最高裁判事の仕事、しばらく1人ぶんの欠員があったそうです。
アメリカの最高裁判事ってなに?
もういろいろなところで書いてあるのですが、ロイターとかで読んでみると、この最高裁判事というのは9人必要で、議会が通した法案を否定することもできるし、大統領の決めたことを差し止める権限もあります。
なんでこんなデカい力を持っているかというと、アメリカも日本と同じように「三権分立」でやっているからですね。え~高校のときの教科書を見てみます。
立法、行政、司法
この3つの権利は強さが同じで、権力の担い手たちは互いに監視、抑制、均衡しあう原則なのだそうです。(東京書籍「政治・経済」より)
立法は議会で、行政が大統領ですね。そいつらに対して「司法」の最高裁は、対等にやりあえるぜ、ってことです。
つまり、トランプ大統領は今までの様子からすると「ジャイアン」みたいな独裁政権を始めるように見えたけど、最高裁が立ちはだかっているということです。実際に、最高裁で止められている案件も今もあるのだそうです。
どうしてその最高裁の判事を決めたのが「重大発表」だった?
アメリカの最高裁の判事ってこんなふうなのだそうです。
- 全部で9名
(主席判事1人、陪席判事8人) - 本人の死去か自らの退任までが任期(一生やらないといけない!)
- 大統領が任命する!(三権分立なのにこれ不思議)
で、今8人しかいなくて、1人足りなかったところで今回の新たな1名を任命、と
今書いたようなしくみで、9人だったのに、2016年の2月に1人亡くなってしまわれました。アントニン・スカリア判事という方で、心臓発作だったそうです。一生務める任務ですから、これでスカリア判事は退任ということですね。
まだオバマ政権での出来事だったので、オバマ元大統領が任命するかなと思っていたら、結局しませんでした。(共和党に邪魔されたそうです)そこで今、トランプ大統領が誰を指名するんだろうと話題になっていたのです。
大統領就任直後に、これだけ重要な人事を発表するのはたいへん珍しいことだそうです。
8人だと多数決を取っても半々ということがありえるので、9人になったのは良いのですが、内訳がどんどん「トランプ寄り」になる可能性がありますね。
最高裁判事を今決めたことは市場にどんな影響を与えるか調べました
ドル円は、朝10時には反応せず。前日の「日本は通貨安誘導をしている」的なトランプ大統領の発言がまだ効いているのか、発言時に下がった下値の112円ちょいから反動と日本勢の買いでじわっと上げてるだけ。これ、欧州時間にみんなが起きたら一気に動くかもしれませんね。
最高裁判事を決めれば、議会が「税制改革」に着手できる?
最高裁判事が早く決まったので、議会が安心して「税制改革」に集中できるかというと、それがよくわかりません。
アメリカ在住の広瀬隆雄さんの記事を読むと「最高裁判事の任命を後回しにしたほうが税制改革に集中できる」と読めます。
ただし、トランプ大統領は自分の味方になりそうな人を選んでいるはずですから、議会がトランプ大統領の思い通りの税制改革を進めようとするなら、追い風になるようにも思えるのですが。
つまりドル円は上がる?下がる?
トランプ大統領が選挙戦で話していた公約のうち、税制改革は期待を持たせるものでした。
ざっくりいうと「アメリカに儲けを流し込むなら税金を安くしてあげるよ」というものです。アメリカに資金が流れ込むならドル高要因だからというので、トランプ大統領が当選した後、怒涛のドル買いが起きたといわれていますね。
それに、大統領選と直接関係ないのですが、物価や雇用関係の指標が良くなり、FRBもだんだん利上げに前向きな姿勢になってきているのも、ドル高要因です。
悩みのタネだった「最高裁判事の任命」が終わって、議会が「税制改革」順調にやってるよ的な報道があれば、ドルには追い風なのかな~?
最高裁の判事に任命されたニール・ゴーサッチ氏とはどんな人?
出身校はオックスフォード、ハーバード、ということでいろいろと賢そうな大学で学んだ方のようです。
つづりはNeil Gorsuchで、読み方がメディアによってちょっと違うみたいですね。
保守派?リベラル?トランプ大統領の味方?
法曹界の経験豊富というニール氏は、保守派の裁判官のもとで働いていたそうです。
保守派ですね。つまり共和党寄りってことですね。たぶん。共和党なのでトランプ大統領の味方、のはず。
ただし、経験や知見からも亡くなられたアントニン・スカリア判事の後任としては相応しいと言われていたそうです。無理矢理不自然な人をひっぱってきたというわけでもないのですね。
最高裁の判事9人の内訳は
これまでの8人のうち、保守派は3人しかいなかったのだそうです。ということは保守派を一人増やし、よりトランプ大統領に有利にしたともいえます。
今後もトランプ任命の最高裁判事が増える可能性
今、最高裁判事をされてる方たちのうち、2人が80歳以上、1人はもうすぐ80歳、ということでもしトランプ大統領が8年の任期をまっとうするなら、その間にまた最高裁判事を任命する可能性も高いのです。
どんどん「トランプの息のかかった」判事が増えるかもしれないので、ちょっと怖いですね。三権分立が脅かされるのです。
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またコメントしまーす!
おおっ どもどもです~♪
FX行ったんですね~^^ あたしは全然取り戻せてないです^^;
損切りが絶対的なポイントなのに、(ギャンブルって書くと怒られるけど)ギャンブルで一番強い感情である「失った分を取り返したい」っていう欲求に勝てないんですよね~><
FXはこれに尽きると思ってます。
てことで、含み損フォー!!