カナダドル攻略!WTIを見て「原油価格が上がったら買い」

原油が安くなっていたけど、ゴールデンウイークが終わって少しだけ上昇してるや~ん。原油価格をみるときのポイントは今なら「OPECが2016年の暮れにした減産合意を守り続けているかどうか」です。バイナリーオプションで直接取引できる業者は超少ないですが、それなら「原油と共に動く」カナダドルを原油で攻略というのはどうかな?!

原油価格はWTIというのを見て、指標は週1回くらいはチェック


原油の動向を見るのは、WTIのチャートと毎週水曜日の「EIA週間石油在庫統計」だけ見ておいてもいいかも。

WTIのチャートは原油価格の動きがわかるので、カナダドル/円なら「原油価格が上がったら買い」と基本は考えます。

よくニュースとかで「原油価格は50ドル」とかいってるのはたいていこのWTIの値です。

「EIA週間石油在庫統計」は、米国の石油在庫です。増えると需給のために原油価格が下がる可能性があり、ドルもですがカナダドルも相関して下がりそうだと考えることができます。

エネルギーの銘柄は数多いけど

たとえばNYMEXというアメリカの商品市場に上場されている銘柄は、これだけあります。

・WTI原油
・天然ガス
・RBOBガソリン
・NY港渡ULSD
・ブレント原油

このうちほとんどは商品に深くかかわる人だけが真剣になればいいものです。為替やバイナリーオプションでは最初の「WTI原油」の先物が主に話題になり、この価格は各国の経済状況に影響を与えます。

※NYMEXはCMEグループの仲間で、「ニューヨーク・マーカンタイル取引所」です。で、CMEグループは「シカゴ・マーカンタイル取引所」といいます。

値動きとチャートはWTIというのを見よう

NYMEXという取引所は、金などの貴金属先物も取引されているそうですが、やはり原油関係の先物が有名です。そしてWTI先物価格は、日本株をやる人たちも注視している重要な指標で、普通の証券会社の情報ページでもチャートを見ることができるほど。

WTIとはなにか、NYMEX日本語ページのなかでトレードに必要なところだけ整理しました。

立会時間は、日本では午後になります。バイナリーオプション業者も原油は夕方くらいから取引できるところがほとんどです。「限月」というのは聞きなれないですが、違う月の限月なら全く違う銘柄になります。

正式名称 軽質スイート原油(WTI)先物(CL)
銘柄コード CL(バイナリーオプションではOILなど)
立会場取引時間 月~金NY時間9:00~14:30(電子取引は夜)
取引単位 1,000バレル
呼値 1バレル当たりドルとセント(バイナリーオプションでも1バレルいくら、と表示される。最近は50ドル前後を行き来している)
限月 なんと9年先まで設定されている。限月とは取引の期限満了月のこと。「〇月限」というのが一つの銘柄になっている
決済の種類 現物

原油価格で重要な指標は週1回の「米EIA週刊石油在庫統計」


なんでもかんでも見ていられればいいけれど、仕事を持っていて副業でバイナリーオプションをしている人がほとんどのはず。原油価格の動向でチェックする指標は、WTI先物の価格チャートの他には、いちおうこれだけでいいはずです。プロの人はこれだけ見て「もしかしてサウジは減産をしていないんじゃないか?!」などと他の資料と付き合わせたりして言っているのですが、私たちは「増えたか減ったか」だけ見ておけばいいかな~。

日本の証券会社、FX業者のほとんどがメルマガの「指標」のところで配信したりしてくれます。

EIAとは「米エネルギー省エネルギー情報局」のことです。

米国の企業が在庫に保有する商業用原油の増減が発表されます。在庫が減るとたいていは需要と供給の法則で原油価格が高くなります。

アメリカでは原油価格が上がるとインフレの原因になります。そしてアメリカが大口の輸出先であるカナダの経済にも影響を及ぼします。原油価格が上がると基本的にはカナダドルも上がります。

在庫統計なので、他の数値も発表されますが、原油在庫を見ればOKです。

米EIA週刊石油在庫統計 毎週水曜 23:00ごろから冬時間は25:00ごろまでに発表 EIA週間石油統計のなかの原油在庫を見ます(5月3日は-93.0万バレル)

WTIのチャートや終値をみるには

ちなみにチャートは楽天証券ほか、日本語で提供しているところが多いので、見やすくて好きなところを使えばいいと思います。

終値は毎朝、グローバルインフォのページに書かれることがあるほか、klug(日本語) のページかメルマガ(まぐまぐなので注意)で、無料で配信されます。ただし日本語のサービスは今回のゴールデンウイークなどは休んでしまうのでその間のWTIの終値は見られません。

原油をめぐる情勢に連動する通貨


ちょっとここでひとやすみです。他の国もみてみます。

原油次第で動くといわれる株価指数と通貨があります。その中でどのバイナリーオプション業者でもたいていできるのが、カナダドルです。カナダドル/円か、カナダドル/ドルのペアが多いですが、日本人にとって予想しやすいのはやっぱりカナダドル/円。

(ドルと米国の株価指数も結構、原油の動向に影響されますね。アメリカもシェールオイルのおかげでサウジアラビアの次の2位に来るほどの産油量を誇る産油国なのです。しかし米ドルは他の要因でもばばーんと動くので、今回はカナダドルにスポットを当てます)

原油に影響される国々

特に原油の上下で一緒に話題になりやすいのがこの2つの国の通貨。株価指数も原油価格が下がると下がったりします。OPECで原油の生産量を減らすという合意があった2016年11月には、カナダドルも、カナダドル/円で11月中に10円以上の大幅な上昇をしました。(トランプ相場の影響もあったのですが)

・カナダドル(カナダの通貨)
・ロシアルーブル(ロシアの通貨)

他にも資源を算出するけど、原油に影響されるといわれる通貨は、

・南アランド(南アフリカの通貨)

馴染みがないけど、原油に影響されるといわれる通貨は、

・ノルウェークローネ(ノルウェーの通貨)

カナダとロシア

カナダもロシアも産油国として有名です。どちらも株価、通貨が原油価格と相関します。上がれば上がり、下がれば下がるというのが「相関」です。

カナダの産油量は世界の国々の第4位です(2016年のデータ)。
ロシアも経済が原油価格と一緒に動くといわれるほど、原油の動向に影響を受ける国で、なんと産油量は第3位。

(世界1位がサウジアラビアで、2位がアメリカです)

ノルウェー

このノルウェークローネという通貨も、原油価格とよく相関します。産油量は世界第12位なのですが、この国としては主要な産業となっているからかもしれません。

そのほか気になる国は

南アフリカ、オーストラリアなど資源国とよばれる国は、原油よりも鉄鉱石などの鉱物を多く産出します。しかし、原油価格の変化により輸出先の国の経済状況が変わって間接的な影響を受けることはあります。

どちらかというと、南アフリカは白金(プラチナ)と相関しやすいといわれます。また、オーストラリアは鉄鉱石や石油、天然ガスをアジア諸国に輸出していますが特に中国の経済状況と相関するといわれ、実際に中国の指標が悪いとオーストラリアドルが下がっています。

カナダドル/円を原油価格との関係でトレードする


このMT4チャートはカナダドル/円です。

2014年の初頭と暮れにカナダでは何度も寒波に襲われました。アメリカでも同じで、この年の消費活動に悪影響が出ました。原油が下落し始めたのは、この年の夏で、カナダドル/円も2014年12月のピークからどんどん下落。これはドル/円の不調にも原因があります。

2015年は、原油価格の急落で経済指標も悪化、カナダドル/円も2016年11月にはじまったトランプ相場までは浮かび上がれませんでした。(ただしオイルサンドに対する予算があまり減らずしっかりと体力を温存していました)

今振り返って見れば、原油価格は2016年のはじめには底を打っていたのですが……。

バイナリーオプションでカナダドル/円をするときに原油関係で見ることまとめ

カナダでは、主な3か所の産油地のうち、オイルサンド産地であるアルバータ州での産油量が最も多く、全体の70%以上を占めています。オイルサンドのほか自動車産業などの堅調さのおかげで経済的には良さそうに見えます。

今年の1月にトランプ大統領が署名したキーストーンXL・パイプラインが完成すれば、カナダからアメリカへ原油を輸出する助けになるので、これも好材料です。

では、「カナダドルやりたいけど、原油では何を見ようかな?」と思ったときに見ることをまとめます。


「WTI原油価格」「EIA週間石油統計」を見て、原油価格が今上がっているか下がりつつあるのかチェックしてカナダの経済状況を予想します。

普段はここまで見て、後はチャート分析とカナダ中銀の動向と政策金利を見ておけば、カナダドル/円のざっくりを掴めます。

余裕があればオイルサンドの状況などを証券会社や商品先物会社のレポート(PDFもあってちょっと面倒)を読むと、その場の空気みたいなものが掴めることがあります。ここまでくると結構根気よく検索したりする必要が出てきます。

それから、もう少し突っ込んでみたい人は、リグ稼働数というのを見ると良いと思います。リグとは石油の掘削装置のことで、これが稼働している数が多ければ産油量が多いわけです。
カナダは11月から3月という寒い時期にも冬の掘削シーズンが来ます。そのときにリグ数が前年よりも減っていると生産量も減っているということです。そうなると、景気が悪いととらえられています。

2016年の暮れくらいは、OPECの原油減産が話題になっていたので運が良いとカナダのリグ稼働数がアナリストのブログに載っていたりしていました。

原油とカナダドルまとめ


産油国は多いですが、サウジアラビアの通貨なんてバイナリーオプションではできないです。

でも、アメリカにも輸出している関係で馴染みのあるアメリカの景気の影響も受けるカナダなら良さそうです。アメリカ経済はいつもチェックしているからイメージが湧きやすいし、あとは原油さえ見ておけば超長期のカナダドルは見えて来そうです。

カナダドル/円のバイナリーオプションと原油


5月8日は、前日のフランスの大統領選が無難な結果に終わったことで全市場はリスクオンの流れになりました。ニューヨーク時間に動くVIX指数は、なんとリーマンショック前の水準の10以下まで下がりました。

原油価格は、フランスの大統領選の影響を直接受けたわけではないようですが前の週からロシアがまた、OPECの減産を認めるような発言をしたそうで、45ドル台まで低迷していたのに次の週には46.43ドルに上がっています。

原油は、2016年までには、価格が暴落しているのにも関わらず、OPECが増産を続けていました。これはアメリカがシェールオイルの採掘技術を向上させたため、危機感から「シェールオイル潰し」のために行ったとされています。その辛い時期を過ぎて、やっとシェールオイル潰しをやめるべく減産に合意したので、カナダドルにも期待が集まり、トランプ相場も手伝っておおいに買われました。

2017年に入り、何度か「どこかの国が減産してないぞ?!」といったニュースも出て、ジワジワと原油価格が下がっては上がり、という毎日が続いています。

印象としては、原油価格が大きくどちらかに動くと、カナダドル/円は後からついていく感じです。毎回でもないですが、特に長期ではこの傾向があるようです。バイナリーオプションは短期取引が多いですが、全体のトレンドを見失わないためにもちょっと原油価格を意識するのは有効かもですね。

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