円建てとは? 為替・金融FX用語解説
よく聞く言葉、「円建て」の意味を初心者の方向けに解説しますよ。
投資信託とかが円で運用されてたりするとパンフレットに「円建て」って書いてありますね。
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この記事の目次
円建ての基本的な意味
円建ての読み方は、「えんだて」ですよ(^^)/
英語だとexchange rate in yen(円建て為替レート)っていうらしいですけど。(Weblio辞書)
どんなときに円で表示されていれば「円建て」になるかというと、貿易の取引(輸出入)、資金の貸し借り、金融商品に投資するとき、貯金などです。
具体的な円建ての例は?
そういえば、外貨預金に対して普通の預貯金ってよく考えたら円建てですね。
いわないけど(;´Д`)
外貨預金は、当たり前ですけど為替相場の影響を受けます。
そのかわり、アメリカの政策金利は日本よりも高いので、金利差では得をします。
というような関係になります。
では、身近なことで「円建て」が関係する例をならべてみます。
投資信託やETFなどの金融商品 | 外国の株なんかに投資しているけど、価格が円で書いてある。運用会社が外貨から円に交換するときに為替損が出ることがある |
輸出入、貿易 | 貿易の取引をするときは、あらかじめどの通貨で行うか決めます。円と決めて決済まで円ですると円建て |
個人年金保険など | 個人年金保険というのは、円建てと外貨建てがあります。円建てのほうが計算しやすい、予想を立てやすい、決まった額が戻ってくる(為替の影響を受けない)という特徴があります |
海外送金 | ネッテラーみたいな海外送金ができるサービスでは、最初に円建てにするかどうか選びます。どの通貨が良いかは悩みどころですね。円建てにしちゃってましたけど |
円建てと外貨建て、選べるのが最近のブーム?
(画像は青が日本の政策金利、赤は10年国債の利まわり『統計ダッシュボードより』)
https://dashboard.e-stat.go.jp/graph?screenCode=00200
個人年金保険もですけど、いろいろな金融商品がいっぱいあって「円建て」「外貨建て」を選べるようになっています。
日本の金利がとてつもなく低い、というより政策金利がマイナスなので、外貨建ても選べるようにっていう希望が増えたんでしょうね。
ただし、金利が高いのはリスクも高いのが普通なので、よくわからないなら円建てを選べば無難なんだろうって思います。メリット、デメリット、よく考えて選びたいですね。
世の中の円建ていろいろ
(海外旅行の準備中に突然気になってくる、円建てという言葉。画像はトラベックスのホームページ)
http://www.travelex.co.jp/JP/For-Individuals/Products-and-Services/Travelers-Cheque-Buy-jajp/
バイナリーオプションにはあまり関係ないけど、調べていたらいろいろ出てきました。
面白いのでちょっと載せておきます。
サーバーワークス | Amazonの企業向けサービスを円建てに換算してくれる会社だそうです。へえ~。 |
メットライフアリコの円建て保険 | もう売ってないそうですが、ドルで運用しなんと為替リスクをメットライフアリコがかぶってくれるという珍しい生命保険でした。 |
円建てのトラベラーズチェック | トラベラーズチェックともなると、ちゃんと払い戻しも円建てでしてくれます。1日20万円までだそうですけど |
海外バイナリーオプションで円建てにするべきか?円建てとドル建て比較
海外バイナリーオプションや海外FXを使う人には口座の管理を円建てにするか、ドル建てにするか、またはユーロ建てにするか、迷うところですね。
入出金のときにかかる手数料は、両替しなくていいぶん、円建てのほうが手数料が少なくてすみそう。
結論としては、為替手数料、両替手数料、海外送金手数料、為替差損、を比べてみて安いほうを選ぶのがベストです。
そして、よくわからないときはやっぱり円建てにしておいたほうが良い!
手数料など | ドル建て | 円建て |
為替手数料 | 他国通貨建てのときに必要 | 不要 |
両替手数料 | 他国通貨をそのまま使うなら不要、円に交換するなら必要。 | すべて円建てならいつでも不要 |
海外送金手数料 | 海外業者では必ず必要。 | 円建てだとなぜか、たまに不要のときがある(支店が日本にあるから?) |
為替差損 | 他国通貨建てだと損する可能性も。逆に得する可能性もあるが各手数料を考えるとなんともいえない | 考える必要がない |
特に短期取引で、ちまちまと出金する人は円建てのほうが良いような(;^_^A
もしFXの人で「絶対これから円安になる!」みたいな確信がある人は、他国通貨建てでもいいかもしれません。
一般的にはとりあえず円建てじゃないかな……。
円建てはFXでどう使われているか
円でどこかの国の通貨を買うというのは、たとえば「ドル/円」とかです。
「FXを円建てにする」みたいな言い方はあまり聞かないですが、クロス円ってよく考えたら円建てってことですよね。
もちろん、ポンド円もキウイ円もクロス円はなんでも円建てですよ(^^)/
最近では、仮想通貨も円建て、ドル建て、があります。BTCJPYなら円建てのビットコインだし、BTCUSDならドル建てのビットコインです。
金や銅などの商品も各市場ごとに円建てでも投資できます。
日本円はすごく流動性が高いそうなので、世界で取引されている金融商品で主だったものは円建てでできます。これはなかなかありがたいことです。
海外バイナリーオプションに関係ある2つの円建て
ということで、円建てという言葉が海外バイナリーオプションに関係するのは、この2つくらいじゃないかな?
2、口座開設や入出金のときに「円を選ぶ」をやっておけば円建てになる。
(他の通貨を選ぶとその通貨になる)
今はネッテラーが使えない業者も増えました。
でもペイパル、マネーブッカーズ、ウェブマネー、などなどネッテラーみたいなサービスはいっぱいありますね。
ここでも口座を作るときに「表示を円にしますか?ドルにしますか?」というのが出てきます。このときに円を選べば「円建て」の口座になるので、後でいろんな計算が楽になります。
もし口座を作った後で変更したいときは、業者ごとに連絡して変更してもらえます。
円建てまとめ
ここまでをまとめると……。
・金融商品ごとにメリットデメリットを考えないといけない。
・とりあえず、海外バイナリーオプションやペイパルなんかの口座は円建てで作っておこう。
・いろいろわかるようになったら、また考えよう!
こんなんでいかがでしょうか?!
円建てに関係する専門用語解説
円建て・・金融商品などの価格表示、売買、決済をすべて円ですること
ドル建て・・金融商品などの価格表示、売買、決済をすべてドルですること
投資信託・・投資家からお金を集めて、その大きなお金で運用する金融商品
ETF・・(英語だとExchange Traded Funds)株式指数などに連動するようにした投資信託
海外のバイナリーオプション業者、どこで始めたらよいのか分かりませんよね?
口コミを調べてもイマイチなんだか・・
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