日銀短観(全国企業短期経済観測調査)とは? 為替・金融FX用語解説
よく聞く言葉、「日銀短観」の意味を初心者の方向けに解説しますよ。
「日銀短観」とは日本銀行が四半期に一度発表する、企業がどう景気をみているかを調べたやつです。
この記事の目次
日銀短観の基本的な意味
短観は、国内外で利用されており、海外でも”TANKAN”の名称で広く知られています。
・FXなどのトレーダーの人は、景気がこれから良くなるのかなというのを見て、どうするか決めるために見ます。
・指標としては業況判断DIというのが発表されるので、これを見ます。
(日本の調査なので、円とか日本株とかの人がよく話題にしています。)
日銀短観は英語でなんていう?
日銀短観(全国企業短期経済観測調査の「たんかん」はもうニックネームみたいになっています。
似た言葉 | タンカン、短観、日銀短観業況判断、など |
反対の言葉 | なし |
英語 | TANKANとそのまま呼ばれています |
企業内部の人の景況感のため、小売売上高や消費者物価指数などの消費関連の指標よりも早く景況感がわかるので、 先行指数の仲間に入っています。
日銀短観のアンケート内容と対象企業
(日銀短観の調査票。日銀サイトより。めんどくさそうです)
日銀短観の日時、調査対象など
いつ発表されるかとか、そういうのをまとめてみます。
発表機関 | 日本銀行 |
調査方法 | 対象企業へのアンケートを集計 |
発表日時 | 3、6、9、12月中旬 |
調査対象 | 全国の資本金2,000万以上の民間企業(金融機関をのぞく)約21万社から選んだ約1万社の経営者が対象 |
調査内容 |
「判断項目」13項目 「年度計画」9項目 「物価見通し」2項目 「新卒者採用状況」1項目で年2回だけ |
日銀短観アンケート内容
上のほうの図が、日銀に頼まれるアンケート用紙なわけですが、細かい項目に答えることになっています。
日銀ホームページから引用するとこうです。景気の雰囲気のほかに、売上高なども答えるのですね( ゚Д゚)
短観では、企業が自社の業況や経済環境の現状・先行きについてどうみているか、といった項目に加え、売上高や収益、設備投資額といった事業計画の実績・予測値など、企業活動全般にわたる項目について調査しています。
(日銀ホームページより)
一部をまとめてみます。
(1)貴社の業況(最近、先行きそれぞれ回答) |
1.良い 2.さほど良くない 3.悪い |
(2)貴業界の国内での製商品・サービス需給(最近、先行きそれぞれ回答) |
1.需給超過 2.ほぼ均衡 3.供給超過 |
(7)貴社の雇用人員(最近、先行きそれぞれ回答) |
1.過剰 2.適正 3.不足 |
(8)貴社の資金繰り(最近、のみ) |
1.楽である 2.さほど苦しくない 3.苦しい |
(12)貴社の販売価格(最近、先行きそれぞれ回答) |
1.上昇 2.もちあい 3.下落 |
なるほど。そしてこのアンケート結果を計算して、DIというのを導き出します。
日銀短観のDIとは
業況判断DIというのが正式な名前で、上に書いたアンケートをもとに計算して数値を出します。
そうすると「前よりDIが上がってるんですよ~」みたいにアナリストさんとか解説者さんが使うのです。
業況判断DIの意味と計算方法
意味は、日銀短観で出される指標の数値ってことですが、計算方法も基本は簡単です。
アンケートの回答で、1.良い、2.さほど良くない、3.悪い、の割合をそれぞれ出します。
1.良いの割合から3.悪いの割合を引くだけです。
せっかく答えてもらった2.さほど良くないはなんか使わないみたいですね(´・ω・`)
日本経済新聞の統計ダッシュボードというところでグラフになっているので、ここを見るのが良いと思います。
日銀短観とFX、アノマリーはある?
というわけで、アンケート結果から業況判断DIが出たわけですが、FXでは特にアノマリーはないようです。
日銀短観は四半期ごとに発表されるため、たとえばドル/円が毎年年末に上がるというアノマリーと共に、9月発表の日銀短観と一緒にニュースにされることがたまにあります。
日銀短観をFXトレードに使えるか?
日本の景況感をチェックするために、FXのファンダメンタルズの人はDIを見ています。
もうひとつ、CI(景気動向指数)というのもありますがこれは内閣府が発表しています。
米国の景況感は景気先行指数などがチェックされるので、それと比べて通貨の強さを調べる感じです。
ただし日本株をやっている日本人ほどは、FXの人は見ていないようです。
もし「短観が良ければ、日銀の利上げの可能性があるかも」
みたいなニュースが出ているときは、世界中のFXの人からも注目されます。
そのときの状況次第になりますし、日銀短観が出たとたんドル円が動くというのもあまりないので、指標トレードはできないんじゃないでしょうか。
日銀短観は、海外バイナリーオプションにどう関係するか?使い方は?
海外バイナリーオプションにとっても、日銀短観は大きなファンダメンタルズの流れを見るために使うことになります。
毎回、日銀のホームページで全部読まなくても、ブルームバーグとかロイターのヘッドラインに流れてくるのでだいたいのことはわかります。
そして、だいたいのことがわかればそれでいいのかなという感じです。
日銀短観まとめ
発表と同時に指標トレードというものでもないのですが、急に悪くなったりすると金融政策に影響があります。
また、円の金利はずーっと低いままですが、もし日銀短観の良いのが続いて物価も上がってくれば、金利を上げる可能性が高まります。
ちなみに2018年12月現在、この可能性はすごく低いと思います。
いちおう、あるというのを知っておきましょう。
日銀短観に関係する専門用語解説
日銀短観・・日銀が景気について企業にアンケートを取った結果を経済指標として発表しているもの。
DI・・日銀短観で発表される数値。50が目安で、それ以上大きければ景気は一応いいことになる。
他に内閣府が発表するCI(景気動向指数)というのがあって、最近はこれも重要視されています。
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