スリッページとは?
よく聞く言葉、「スリッページ」の意味を初心者の方向けに解説しますよ。
「スリッページ」は「すべる」ともいってFXをやる人に嫌われていますが、さて?
為替市場の用語集はこちら
この記事の目次
スリッページの基本的な意味
トレーダーが売り買いの注文を入れて、約定するときにそのとおりの価格でできなかったときにいいます。
よく「すべる」といわれ嫌われます。
普通はトレーダーに不利なほうにスリッページするからです。
英語ではslippageです。
スリッページとは
為替も他の銘柄と同じように、売りたい人の価格と買いたい人の価格がいつも一致するとは限りません。
特に最近はAIが取引に参加しているので、ものすごい速さで価格が動いています。
そんななか、スリッページが起きるのは当たり前かもしれませんけど、トレーダーには嫌われます。
スリッページは、こんなふうに説明されます。
約定というのは、取引が成立したことをいいます。
値動きが早くて荒すぎて、トレードシステムが間に合わなかったというか、そんな感じかな?
スリッページが発生しやすいときとは?
・値動きの激しいとき
・流動性がないとき
・チャートのヒゲが多くてなんかザクザクした感じのとき
というわけで、こんなときにスリッページが発生しやすいです。しかも大きく。
もう少しいうと、要人発言のとき、指標発表のとき、です。
他に、年末年始やニューヨーク市場の休場の日みたいに市場参加者が少なそうなときも危ないです。
また、メキシコペソ、トルコリラ、南アランドなどの新興国通貨は流動性が少なく、値動きが荒いのでスリッページが発生しやすいです。
それから、東京市場、欧州市場、ニューヨーク市場のはじまる時間と終わる時間は値動きがはげしくなることがあります。
スリッページとスプレッドの違い
はじめてFXをやろうとして、ネットで調べると似たような言葉なので混乱しますね。
為替取引(FX)では、下のような意味になります。
スリッページは、トレーダーの注文と業者の約定価格の差なのに対し、スプレッドは業者があらかじめ提供している売り買いの価格です。
どっちにしても「高く売って安く買い取る」ことには変わりないと考えて良いんじゃないかな!
それから、後で書く「許容スリッページ」との関係も書いておきます。
FXの許容スリッページ設定のおかげで、やりやすくなった
昔、法改正前の国内FXはえげつなくて、平気で200pipsくらいわざとすべらせていたのだそうです。
その後、レバレッジ規制とかいろいろあって、このごろ(これ書いてるの2018年)では、ほとんどの国内業者が「許容スリッページ設定」ができるようになりました。
でその「許容スリッページ設定」なんですけど、ざっくりいうと「これ以上すべるの嫌だからね!」という範囲を設定できますよ、ということです。
国内FXの許容スリッページ設定やりかた
国内FX業者の広告によく「すべらない!」とかありますけど、100%絶対すべらないってあり得ないと思います。
でも、すべるのが嫌なのはどのトレーダーも同じなので、それぞれ創意工夫をしています。
特に許容スリッページを設定できるようになったのは良いです!
やり方は業者によって違いますが、だいたい以下のかんじです。
国内FX業者の注文画面って、だいたいこんな感じなんですけど、この画面の中に「許容スリッページ」「許容スリっプ」っていうメニューがありますが、そこで設定できます。
やりかたは、pips単位で好きな数値を入れるだけ。
1pipsだけならすべっていいと思うなら、「1」と入力しておきます。
入力方法はそれぞれ違いますが、どの業者もすぐわかります。
業者の最初の設定では、10pipsとか20pipsとか大きめ(?)になっています。
上の絵は、ヒロセ通商さんの注文画面を見本にして簡単にしました。で、きゃべつはヒロセ通商さんで許容スリッページを入力するとき「ぐわー!1pipsしか許さんーーーー!」って1pipsにしてみたこともありますが、ドル/円やユーロ/ドルみたいに流動性があって経済指標の時間でもなければ、結構約定してくれます。一度やってみてください笑
スキャルピングの人なんて、10pipsとか無理ですもんね。
ちなみにヒロセ通商さんのスマホアプリでの入力画面です。
ここは、なんかスーパーのバイトのときに値札をつけるやつみたいにくるくる回して数値を入力する方式。
許容スリッページおすすめ設定
この上に、きゃべつがヒロセ通商さんで許容スリッページを設定したことを書きました。
経験として、1pipsでも約定するときはすることがわかりました。
ただし、すべらず損をしないための許容スリッページ設定なのに、デメリットもあります。
1pipsにしておいたら、値動きが激しかったので約定しなかった、とか。
絶対約定してほしかったら、許容スリッページ設定は大きめにすべきですよね(;^_^A
で、トレーダーのブログとかを探しまくったのですが、国内も海外もどっちのFX業者も、以下のような人が多かったです。
スキャルピングの人 | 0~0.2pips |
普通の人で普通の値動きのとき(経済指標のないときとか) | 0.3pips前後 |
ぜったい約定させたいとき | 5pips以上 |
調べると、きゃべつが狭いつもりで設定した1pipsってそんな小さくなかったのですね。
逆に最初に業者のアプリに表示される30pipsとかって、なんでそんなでかいんでしょう(;^_^A
MT4とMT5の許容スリッページ設定のやりかた
海外FX業者では、MT4やMT5でトレードできるところは、それで設定できます。
上の図はMT4の設定方法です。
上のメニューの「ツール」から「オプション」「取引」を選んで好きな数値を入力します。
MT5も、やりかたはそんな違わないのでやってみてくださいね!
この場合、一度設定したら、その後はすべてのトレードの許容スリッページが同じになります。
この図がMT5の設定画面。英語が書いてあるだけで、やりかたは同じ。
ちなみに海外FX業者で独自のシステムを持つ業者(MT4じゃないってこと)は、できないところもけっこうあります。
FXのスリッページが嫌ならNDD業者を使うかくりっく365を使う
スワップやスリッページがどうしても嫌なら、NDD業者か国内のくりっく365口座を使うことになります。
いちおう、両方ともインターバンクに直接、顧客の注文を流すので提示価格への不信感はなくなります。
でも、何度もいうけどインターバンクだって値が荒れるときはあるから完全に防ぐことはできないです。
NDD、インターバンクとかの用語を説明するとごちゃごちゃになるので、用語集をどうぞ。
為替市場の用語集はこちら
スリッページは、海外バイナリーオプションにもあるのか?
海外バイナリーオプションにも国内バイナリーオプションにも、スリッページは、あります。
完全にインターバンクの価格を提供しているとしても、そのインターバンクで急な値動きがないとは限らないですし。
以前、海外バイナリーオプションが流行しはじめた頃は、「わざとすべらせているのでは?」と思える業者もありましたが、この頃はそんな業者は消えてしまいました。今は、日本人にも使いやすい業者がたくさん残っているなという印象です。
バイナリーオプションのスリッページ経験
FXですべりやすいときと同じようなときに、判定時間になって「あれ?これ勝ってない?」と思ったことはあります。
ただしハイローオーストラリアは、すごい値動きがあるときに「値動きがありすぎて買えませんでした」というエラーになることがあります。まあすべるよりはましかなと思いますので、良いシステムなんじゃないかな?
スリッページまとめ
海外バイナリーオプションのスリッページは、指標発表とかのときだけ気を付けていればまあまあ大丈夫な気がする。
そんなにひどい目にあった経験は、いまのところないです。
スリッページに関係する専門用語解説
スリッページ・・すべるってこと。
海外のバイナリーオプション業者、どこで始めたらよいのか分かりませんよね?
口コミを調べてもイマイチなんだか・・
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