マネタリーベース(ベースマネー)とは? 為替・金融FX用語解説

よく聞く言葉、「マネタリーベース」の意味を初心者の方向けに解説しますよ。マネーストックとの違いも整理しておきましょう。

「マネタリーベース」とは日銀が発表する、金融機関のぶんも含んだお金の量です。

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マネタリーベースの基本的な意味

マネタリーベースの読み方は、「まねたりーべーす」です。

マネタリーベースとは日銀が世の中に供給する通貨量のこと
その中には日銀当座預金と世の中の金融機関内の預金も含まれる

日銀のホームページでの説明も引用しておきます。

マネタリーベースとは、「日本銀行が供給する通貨」のことです。具体的には、市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計値です。

マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」

https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/exbase.htm/ より

よく並べて解説されるマネーストックは、金融機関のぶんを含んでないやつということになります。

マネタリーベースは英語でなんていう?

似た言葉(類義語) ベースマネー、ハイパワードマネー、資金供給量、など
反対の言葉 100%反対というのでもなくどちらかといえば対になる言葉として、「マネーストック」
英語 monetary base

マネタリーベースとマネーストックの違い

マネタリーベースとマネーストックの違いは、金融機関のお金を含んでいるかどうかの違いです

※「マネーストック統計」は、これはM1とかM2とかあってややこしく銀行預金も調査対象です。でもこの際そこまで考えるのはやめておきましょう。
バイナリーオプションにはあまり関係ありません。

マネタリーベースとマネーストック統計の関係図をざっくり作りました。
図でマネタリーベース以外はマネーストック統計で発表される指標です。
(日銀「マネーストック統計の解説」より作成 https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/data/exms01.pdf)

意味ですが「日銀がいろいろと統計を取るけど、狭い意味で流通しているお金がマネタリーベースなんかな~」というくらいでいいのではないでしょうか。

マネタリーベース概要


日銀ホームページ
日銀はマネタリーベースの内容を毎月発表しています。

マネタリーベースの調整方法


(2019年1月に500兆円を超えました。出典:統計ダッシュボードhttps://dashboard.e-stat.go.jp/

・日銀は、不景気のときは世間の銀行が持つ国債を買ってあげます。でお金を払うので世間にお金が流れていきます。→景気をよくする
・また、景気が過熱すると日銀が持っている国債を世間の銀行に売ります。→景気過熱を冷やす

どちらも目標は安定した経済成長です。
2008年のリーマンショック以降は、日銀が金融緩和をしてマネタリーベースを増やしても物価も上がらず金融政策が失敗しているのではないかといわれています。

マネタリーベースの発表時期、機関

日銀には1970年からのデータがあります。

発表機関 日本銀行調査統計局
発表日時 前月ぶんを毎月第2営業日に発表
発表場所 日銀ホームページ

マネタリーベースとFXの関係

円が供給されているので、 為替にも関係ありそうですが米雇用統計みたいなお祭りにもならず、静かな印象です。

マネタリーベースはFXのトレードに利用できるか?


(統計ダッシュボードより。下の長期のグラフを見ると2012年以降、極端に増え金融緩和を派手に始めたころと一致します。
2012~2014年頃にはドル円も大きく動きました)

しかし、マネタリーベースは基本的にはFXトレードにあまり関係しませんし、発表時間に指標トレードする人もあまりいません

ただし、経済ニュースなどで「日銀」「日銀の金融政策」「日銀のマネタリーベース」というキーワードがよく出ていて注目されているときには、影響する可能性が高まります。

たとえば、前月や前年よりもマネタリーベースが大幅に増えていれば、金融政策を活発にすると予測され経済新聞などで取り上げられます。

どんな扱われ方だとしても「日本の景気刺激策をやる」という内容ならまず日本株が上昇、そしてなぜかドル円が上がる可能性があります。
ただしニュースが流れてすぐに上昇するわけでもないのでエントリーポイントは別の分析で考える必要があります。

マネタリーベースは、海外バイナリーオプションにどう関係するか?使い方は?

FXのところで書いたような注目されている時期には、マネタリーベースの発表前後に多少はドル円が荒れることがあります。
その前後はよほど自信がないかぎりは、スプレッドが開いたりする危険もあるので海外バイナリーオプションを休んだほうが良いです。

注目されていないときのほうが多いので、ふだんは気にする必要はありません。

マネタリーベースまとめ


海外バイナリーオプションでは、ほとんど気にすることがないマネタリーベースですが、意味を知っていれば「最近は日銀が金融緩和に力を入れているんだな」などと考えることもできていいかもしれません。

また、マネーストックとの違いを覚えにくいので、なにか語呂合わせなどを考えて覚えられるようにしたいものです。たとえば、

日銀バンドで黒田さんがベースを弾いている(日銀のぶんを含む)など。
どんなにダサくても覚える必要があればなにか考えましょう。

余談ですが、このマネタリーベースは証券アナリスト、テクニカルアナリスト、そしてFPなどの試験に99%出ます。

マネタリーベースに関係する専門用語解説

マネタリーベース・・日銀、一般の銀行のぶんも入れたお金の供給量
マネーストック・・入れてないほう

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