FOMCおさらい。アナリストさん予想は当たった?
FOMCもオランダの選挙もあった2017年3月15日でしたけど、大暴落説が当たったとは思えないやん~。でも最近はニューヨークダウも下がるとか、好調だった世界株に少し変化があるのかなという雰囲気はあるや~ん。
この記事の目次
2017年3月15日のFOMC前にいわれていたこと
このへんはさらっとまとめます。3月15日暴落説についてはここも読んでね。
政策金利について
FOMCで投票権のある重要ポストに付いている理事、地方銀総裁、そして慎重で真面目なハト派のイエレン議長までが「すぐに利上げ」に積極的な発言をしたので、急に「3月利上げ」説が浮上したと思ったら、気が付かない間に「もう市場は織り込んでいる」というFXニュースが流れてきました。
それで15日の直前にはもう0.25ポイントの利上げは当たり前で、次に何があるかという話題に移ってしまいました。
とくに気にされたのがドット・チャート
利上げが当たり前という話になり、それではということで「ドットチャートどうなるのかな?」に注目が集まりました。
x軸に「2017年」「2018年」と時間が、Y軸に「0.5」「0.75」とFOMCメンバーの政策金利の見通しのドットを描く表があります。これがドットチャートです。
なので、描かれた点が以前よりも上のほうに移動していれば「メンバーはどんどん強気になっている。今後も利上げ回数が増えるかも」などなど市場が予想のタネにするのです。
2017年3月15日のFOMCの政策金利の結果と実際に出た発言
それでは、結果はどうだったでしょう~。
政策金利の結果
政策金利は予想通り、引き上げでした。利上げ見込みというのも予想通り。利上げに反対票を投じたのは、カシュカリ・ミネアポリス連銀だけでした。
FFレート誘導目標 | 0.75-1.00 |
2017年利上げ見込み | 年3回 |
イエレン発言というか原稿と記者会見
FOMC政策金利発表のあと、イエレンさんの記者会見が行われました。
「米経済は、今後数年は穏やかなペースで拡大すると引き続き予想する」
「今回の決定は、利上げを待ちすぎると、のちに一段と急速な引き上げが必要になるとの見方を反映している」
「今後数年、穏やかな追加利上げが適切となる公算だ」
去年までのイエレンさんとは全く違う、利上げに積極的な言葉みたいですね。「穏やかな」が入っているのがイエレンさんらしいです。
でも、「政策は引き続き緩和的」とも言っています。用心深いです。
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言
ひとりだけ利上げに反対したカシュカリ総裁の意見です。
労働市場が完全には回復していない
FF金利引き上げの前にバランスシートを縮小すべきだ
といった意見でした。
そして利上げに反対する主な理由として「インフレ目標に到達していないこと」ということでした。トランプ政権が本格的にスタートする今、このころは株価も上がっていましたが1月に発表されたコアCPIは0.2%で、インフレ目標の2%にはほど遠いですね。
中央銀行やFEDのような組織はインフレ目標を達成するのも重要な任務のはずですが……。
3月15日のドット・チャートは一か所だけ変化
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20170315.pdfより
ドット・チャートでは、「中央値」というものが報道されます。メンバー全員がポチポチとドットを描きますが、一番多く集まった位置が「中央値」です。やっぱり一番人数が多いのはどれかなというのが気になるのですね。
FEDのホームページからキャプチャさせていただいたのは、色が薄くてわかりづらいですが、まとめるとこうなっています。
2018年中央値 2.125%
2019年中央値 3.00%(前回12月の2.875%から、これだけ上昇している)
長期予想の中央値 3.00%
これよく見ると、2019年だけ上昇ではあるのですが、ほかのところが中央値に9個や6個という圧倒的な数のドットがあるのに対し、「いちおう中央値」になっています。
2019年の3.00%にはドットが2個、その上と下の2.875に3個、3.125に3個、と一番多くのドットが集まっています。なのでその真ん中の位置ということで、結果として3.00%が中央値となっています。そうすると、すごく多くのドットが集まっているのと雰囲気が違ってきます。
これをきゃべつ的に通訳してみます。
「景気も良いし、来年くらいまでなら何回か利上げできそうだけど、さすがに再来年まではどうなるか意見も分かれるよ~。でもまあざっくりと『長期』ってことなら夢の3%ってのも、ありなんじゃない~?」
なんていう空気なんじゃないでしょうか。
ドルはどうなるの~?アナリストさんにも誰にもわからない
FOMCも無事すぎて、その後はG20の財務省と中央銀行総裁の会議が行われました。なので安倍さんはいませんよ~。
このときの声明で「保護主義に対抗」という文言が削られたというので、雰囲気悪いってことでリスクオフになりました。は?って思いますが、この言葉があると「自由貿易がんばろう!保護主義だと輸出も輸入もコストがかかるし景気も悪くなるよね」という意味になり、みんなでがんばる感があるのですが、「削られた」というので不穏な空気になったわけです。
ドルの不安材料
正直、あげればきりがないです。とにかくトレードのときに気にしておくのは「今みんなが騒いでいること」です。騒ぎ始めてから考えても、遅くないし、チャートを毎日見ていれば織り込み始めるので「あれ?ちょっといつもと違うくない?」とすぐわかります。
ニュースを読んでいる間に、チャートが動いていってしまいますからね~。で、今みんなが騒いでいることは、このへんかな。
細かいところで、政治家の不正問題とかがちまちま出てきますが、ちょっと日本の安倍政権の森本学園問題も気になりますね。いちおう、元機関投資家のトレーダーが仰っていたのは、安倍政権が解散総選挙とかになって市場が荒れるリスクは少ないのではないかということでした。
ヨーロッパ各国で選挙ありすぎで、とにかく先行きが不透明
トランプ政権ってとにかく先行きが不透明
ドルの上げ上げ材料
こちらの材料は、もうブームが過ぎた感のあるものばかりです。
でも、もしユーロ離脱問題が荒れて、ユーロ/ドルが下がれば逆相関のドル/円は上がるかもしれませんけど、素敵な材料かどうかは謎ですね。
トランプ政権で、減税をする。
トランプ政権で、インフラ投資をする。
利上げが順調なので、まあ安心かな
って感じで、2016年からもう織り込まれまくっているわりには、現実になるまで時間のかかるものばかりが目立つのですよね~。
日本の円の目線から見ると、まだトランプ景気でドルに両替できないでいる機関投資家などの大口が残っているのではないか、という話。そして引き続き日銀がETFを買い支えているという話。このくらいでしょうか。
まとめ
で、アナリストさんが当たったかというと、利上げは当たって当たり前だったので、その後株がイケイケだと言っていた人は、ハズレになってしまうかもしれません。
最後に見た、ドル/円のゆくえですけど、結局レンジ相場が続くのでしょうかね~。
バイナリーオプション的には、予告なしの急変はもうどうしようもないです。でもチャートの定点観測は、けっこう役に立って見ていて嫌な感じがするときはやめておくとか、そういう自己防衛は有効なのじゃないかと思います。
これは21日に書いていますが、もうアメリカで「中東、アフリカからのタブレットやパソコンの機内持ち込み禁止」という方針が決まったとか報道されています。それにもうすぐオバマケアの変更も行われるということで、それでNYダウが急落したのではと言われています。今朝、200ドル以上下げましたからね~。
ついこの間、「ダウは13日連続上昇!史上最高」かなんか言ってたのに。
上がっても下がっても、チャンスがいっぱいのバイナリーオプションでがんばりましょう~!
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