【ポンドは殺人通貨】メイ首相「解散総選挙」でポンドは何故上がるのか、何故下がるのか
4月18日、ドル/円はいつもどおりダラダラと下がっていた夕方に、「メイ首相が緊急会見!」みたいなヘッドラインが流れて、最初にポンドは暴落。メイ首相の健康問題疑惑まで流れたあと「解散総選挙をする」という内容だとわかり、逆にポンドが買われて翌朝まで止まりません~。
4月19日、議会で承認され「6月8日に、解散総選挙」の準備が始まり選挙運動もスタートする予定です。なにを国民に決めてもらうかというと「今のメイ首相のEU離脱方針でいい?」かどうかです。
この記事の目次
イギリスはこの日までに「EU離脱」を宣言し終えていますけど?なぜ「解散総選挙」?
2016年6月のびっくり「国民投票」を過ぎ、イギリスが本当にEU離脱の手続きに入ったのは、ギリギリ締め切り前の3月下旬でした。で、4月になって突然、またまた選挙ですかって感じです。EU離脱は、細かいことと難しいことを沢山決めなくてはならないので、スムーズには進まないようですね。この「解散総選挙」発言で、「もしかしてEU離脱がなくなるかも?」という見方まで出ています。
イギリスのEU離脱これまでの出来事一覧
「住友商事グローバルリサーチ」さんのレポート、ロイター、BBC、などを参照させていただきました。
2013年1月 | 当時のキャメロン首相「EU離脱の是非を問う国民投票やるよ~」と言ってしまった(選挙での人気取りのためらしい) |
2015年11月 | キャメロン首相はEU理事会に「EU改革要求」を提出。移民、主権、経済、競争力などの問題に対してのもの |
2016年2月 | EUサミットでこの件に関しての協議 |
2016年2月 | イギリスは、EUサミットでの結果に満足せずに、キャメロン首相が「6月23日に国民投票を実施する」と発表 |
2016年6月23日 | 「EU離脱の是非を問う国民投票」実施。52:48で離脱が決定、キャメロン首相が辞任 |
2016年7月13日 | テリーザ・メイ首相誕生、「EU離脱省」新設 |
2016年10月 | メイ首相「2017年3月末までに離脱通告する」と表明 |
2017年2月日 | 「EU離脱交渉に関する政府方針」を発表、内容があいまいだと指摘される |
2017年3月28日 | メイ首相「EU離脱を正式通告する書簡」に署名、3月29日にEUに手渡す |
2017年4月18日 | メイ首相「国民にEU離脱方針の信を問う」ために6月8日に解散総選挙を行うと発表 |
メイ首相が解散総選挙をすると決めた理由
今回、2020年までは解散総選挙をしないと言っていたメイ首相が突然今年やると言った背景は、EU離脱法案に反対する野党の存在があったそうです。並べてみると確かに大変そう。
メイ首相は、4月18日の会見で「安全性と確実性を確保するため」に解散総選挙を実施するしかなくて、しぶしぶ、仕方なく「この方法しかない」ので決めたことだと話しました。
野党の様子はこちらです。
自由民主党 政府機能が停止するまで追い込むと発言。
スコットランド国民党 ブレグジット(EU離脱)法案に反対すると表明。
「解散総選挙」でポンドが上がるのか下がるのかわからない!双方の意見
メイ首相が重大発表をするというニュースが先に流れ、ポンド円もポンドドルも一瞬で100ポイント近く下がりました。
そして、いつものポンドらしいのですが、発表の内容が「解散総選挙をする」のだとわかると一気に買い戻されて上向きの流れに変わりました。ポンドのショートも世界的に増えていたので、ストップロスを巻き込んだ急上昇でニューヨーク時間までに200ポイント以上上がりました。
「重大発表」のニュースはBBCが流したのですが、同時に「健康問題で辞任か?」というのも流れてきたので、いったん下げたのですが、これって安く買いたい人が意図的に流したニュースなんじゃないのって思ってしまいますね。
「解散総選挙」でポンドはこのまま上がるよという意見
2016年6月に「EU離脱」を決めた日から弱かったポンドですが、解散総選挙の後はEU離脱の手続きもサクサク進むので、安心感が広がり、ポンドが上がり続けるだろうという意見。
特に、選挙でメイ首相が勝って立場が強化されたほうが良いと市場は見ているとのことで、その雰囲気が続くならポンドは上がることになります。
実際に「解散総選挙だ」と報道されてからの上がり方が、期待感を伴っているように見ている人も多く「メイ首相勝利=ポンド上がる」という空気のようです。
いつからなのか「EU離脱への動きが加速する」かもしれないという期待がポンドを上げることになっています。最初は「EU離脱する!」と決まったときはポンドは思いっきり下がりましたよね……。
「解散総選挙」でポンドはまたまた危機にさらされて下がるよという意見
フランス大統領選挙、ドイツの議会選挙、とまだまだEUが安泰なのかどうかを計るイベントが終わっていないので、このイベントの荒れ方次第ではポンドも売られる可能性もあるという意見です。
それから、メイ首相はそもそも「ハードブレグジット」というEUにもイギリスにも痛みが残るような方針を進めているので、せっかく総選挙に勝利したとしても、今度は「ハードブレグジット」に対する不安でポンドが売られるだろうという理由を上げるマスコミもあります。
ポンドは殺人通貨だと思い出そう
海外の新聞には「この出来事は大きく世界の流れを変えるだろう」と報道されています。政府が動いたものなので為替だけでなく経済状況にも影響を与えそうです。でも、簡単に「ポンドは上」と決めつけてしまうのは怖いです。記憶に残っているだけでも2016年の国民投票のときの急落では、1日に1800ポイントも動きました。
まだ「絶対にメイ首相が勝利する」とも決まっていないし、今回のように根拠のない「健康不安説」を流す人も居ます。
FXなら10万通貨ほど持っていただけで、口座が吹っ飛んでしまうような出来事ばかりです。バイナリーオプションでも長期の取引は控えて置いたほうがいいのかも。
「解散総選挙」まとめとバイナリーオプションとの関係
今回、メイ首相が何か発表するらしいというニュースを聞いてから「売られているから乗っかって売ろう」としたときには買い戻されてしまっていました。
次に「解散総選挙だ」とわかってポンドドルもポンド円も買われましたが、元々イギリスに対するスタンスを決めていない場合、思い切って「上」を買えなかったかもしれません。
日本の各FX会社から次々と「EUの選挙の前後には資金管理、ポジション管理に充分お気を付けください」というメールが届いています。バイナリーオプションはたしかに判定時間が決まっていますが、ちょっとニュースが流れただけでスプレッドが広がって、思わぬ場所で購入してしまう危険はありますよね~( ;∀;)
特に欧州時間に入る午後5時くらいからは気を付けたほうが無難かもです!
この記事も読んでおいてください|д゚)
「リスボン条約第50条を宣言」に最高裁が議会承認必要との判断でメイ首相しょぼーん
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