ECB理事会ふりかえりとユーロがらみのバイナリーオプション

アメリカのFOMCの前にはECBもあったや~ん。ドラギさん、またまた記者会見トークでユーロをガチャガチャ動かしてくれましたね~!

3月9日のECB理事会まとめ


(この建物はフランクフルトにありますよ~)

政策金利は予想通り据え置きでしたが、その後のドラギさんの発言の一言一言にユーロ相場が反応しました。週末には「QE終了前に利上げ可能かどうか協議した」という超前向き発言で、ユーロは結果的には上目線になりました。(オランダ選挙、フランス選挙、イギリスEU離脱の話題には注意です)

前日、ウォールストリートジャーナルがひさしぶりに「トリシエ・コード」に気を付けようと報道

3月8日には、ウォールストリートジャーナルの報道ということで、なつかしい「トリシエ・コード」が取り上げられていました。

ドラギ総裁の前任のトリシエ氏は、翌月にも金融政策の変更があるとか、まだ変更しないとかを表すために会見の中で暗号のような言葉を使っていました。金融政策の変更があるときには、事前に「strong vigilance」と言っていたのだそうです。強い警戒という意味だそうです。

「今回のドラギ総裁の会見でこの言葉が出たら気を付けよう」という報道でしたが、結果としては出ませんでした。(今だと近くテーパリングがあるかもとか予想されたかもしれませんね)
それでは実際にはどんな言葉が出たのでしょうか。

「きわめて大規模な金融緩和が必要」の発言でユーロドルは下がったけど?!ドラギマジックで!

先に政策金利が発表されます。その45分後にドラギ総裁の会見がありました。

政策金利は、予想通り変わらずでした。
この日は、ユーロはじわじわと上がっていたのですが、ドラギ総裁が金融緩和をまだまだ続けるようなことを言い、いったん下がるなどの乱高下。「緩和する」=「通貨下がる」なので、ユーロ売りに傾くかなと思っていました。市場でもそう騙された人多かったかもしれません。

「QEはインフレが持続的に上昇するまで継続」「きわめて大規模な金融緩和が必要」といった発言でした。
QEは量的緩和のことです。ユーロのインフレ率は前年比で2月が2.0でいいところまでいっています。ドイツも好景気ということで、QEが終わってもいいのに、まだインフレ率が上昇し続けるのを確認しないと終えることができないという意味合いでしょうか。

そしてそして、

「TLTROに関する議論はなかった」「QE拡大も出口も議論しなかった」

え~っと、日銀も「オペレーション」といって国債買い入れをしたりして市中のお金の流れをコントロールしていますが、ECBもしています。ECBでは、これはLTRO(長期リファイナンスオペレーション)といいました。しかし各国の銀行は企業などの貸し出しをするかわりに、それぞれの国の国債を買って金利差で儲けていたのだそうです。これでは景気がよくなりません。

そこで、新たに「条件付き」という「TLTRO」をすることにしました。これが2014年のことです。

で、このTLTROはいまTLTRO-2(ローマ数字で書かれることもあります)になっていて、つぎはどうなるかといわれていました。銀行が企業に貸し出すお金を増やすよう促進するためのものでしたが、今年の3月に終了と決まっています。

でも、今回は新たなTLTROに関してはなにも話していないという発言でした。

ということは「新たな景気刺激策を一生懸命話し合う必要が低下してきたのかな」という印象を与えます。

それからそれから、

「現在の政策姿勢は適切」

自信をアピールする発言も。そして経済成長見通しもインフレ見通しも上方修正したということで、ユーロはどんどん買われていきましたよ~!

「金利引き下げの可能性は低下した」の発言も、「もう下げなくていいんだね!ドラギさん!」と思わせてくれます。テーパリングこそ言わなかったのですが、こういう言い方はしていたのです。

2017年3月9日ECBざっくり一覧

21:45 政策金利 予想据え置き0.00% 結果0.00%
22:30 ドラギ総裁会見 「きわめて大規模な金融緩和が必要」「金利引き下げの可能性は低下した」

政策金利ですけど、ユーロも公定歩合ではなく「政策金利」として発表されるのは「1週間ものの主要リファイナンスオペレーション」の金利です。

全ての手段を用いてとの文言を削除



(声明文から)「全ての手段を用いてとの文言を削除」

「緊急性が後退したため」

でも、この言葉が一番効いたかもしれませんね。昔ドラギさんは「ユーロを守るためならなんでもするぜ!」とおっしゃっていたけど、そのトーンが弱くなったということでしょうか。そうすると「守らなくても良い強いユーロになったんだね!ドラギさん!」と思われ、ユーロ買いになりました。

ECB組織はこんな人たちでこんなことをやっています

おさらいとまとめを書いておきます。

アメリカや日本と違うのは、独立した国家が集まっている点。なのでECBの権限が思うように行き渡らず、各国ごとの違いによる制約も受けてしまうといわれています。たとえるなら村がいっぱいあって、通貨は同じのを使っているけど、村長さんはそれぞれ居て主張しているみたいな感じかな……。

ただし、組織を作るにあたってはアメリカのFedを見本にしたそうです。構造がそういえば似ているところもあるような。

組織

ところで組織がちょっとわかりにくいです。ざっくり大きい順に書いてみます。

欧州中央銀行制度(ESCB)
が、以下を含んでいます。

欧州中央銀行(ECB)と各国中央銀行(NCBs)

でも「ECB理事会」ではECB役員だけが話し合うのではないし、なんかみんなまとめてECBって呼ばれていることも。

ECBプロフィールや任務

まずはまずは欧州連合(EU)がスタートしたのが1993年です。
ECBの日本語は「欧州中央銀行」。

EUが通貨をユーロと決めたのが、1995年、そのあとしばらくしてECBがスタートしました。誕生は、1998年6月です。その年の10月には、「主たる方針」というのを決めています。これが当時決まったものです↓。

「金融政策の基本方針」

1 単一通貨政策の一義的目的である「物価の安定」の量的定義
2 通貨量の伸び率の参考値を設定することによる通貨の役割の重視
3 将来の物価動向に関する見通しの幅広い評価

「なんのこっちゃ!」じゃないですか!つ、つまり……

物価の安定は、HICP(消費者物価指数、CPIとほぼ同じ)の伸び率の目標が2%以下と決められました。
(リーマンショック後に世界的にデフレになってしまったので、2003年には、2%以下で2%に近いことにするよ~ん!と変わりました)

ほかの、1と2なのですが、はっきりした意味がわかりませんでした(笑)!調べてはみたのですが……。

(はっきり具体的に決めずに、なにかあっても言い逃れできるような書き方ともいえるかも汗)

まず通貨の発行量ですが、量をむちゃくちゃにしないで、ちゃんとしないとインフレになったりデフレになったり、節度のないことになっちゃうからがんばろうということでしょうか。
そして、将来の物価動向についてですが、物価の伸び率の目標と合わせていつも注視して変なことにならないようにしましょう、という感じでどうでしょうか。

勉強不足ですみません(;’∀’)

ECB政策理事会のメンバーとスケジュール


※会議場の画像はイメージですよ~

ECB政策理事会は、最高意思決定機関です。これを監視する監督理事会や一般委員会などもあります。

スケジュールや出席者もルールが決まっています。これだけはごまかしようがないと思います(;’∀’)
ユーロを通貨にしたのはいいけれど、リーマンショックや欧州通貨危機などの事件があり、そこにさっそうと現れてどうにかしてしまったドラギさんは尊敬しますが、ユーロ/ドルを動かしまくるのは勘弁してほしいですね。

ECB政策理事会で話し合う人はこんな人たち

アメリカよりも人数が多いのは、いろんな国が集まってできているからでしょうね~。「政策理事会」のメンバーです。

ECB役員会6名
各国中央銀行総裁19名

ぜんぶで25名です。各国中央銀行総裁は、公平で効率的な運営のため毎月メンバーが変わります。

ECBの基本任務

さっき「基本方針」を書きました。今度は「政策目標」と「基本任務」です。

政策目標は… 物価の安定

基本任務は…ユーロ圏の金融政策の策定、実施
外国為替オペの実施
ユーロ圏各国の外貨準備の維持、管理
決済システムの円滑運営の促進

このほかに追加任務というのがあります。それは、銀行券発行や統計情報の収集などです。

ECB政策理事会スケジュールと話し合われる内容


話し合いは2週間ごとに行われているのだそうですが、金融政策を決定するのは6週間ごとになっています。これはFedと同じですね。

そして、「金融政策の基本方針」「金融政策の手段」「証券の購入プログラムについて」など、FXニュースでもよく話題になる内容が話し合われます。

ユーロの「政策金利」はどうなる?バイナリーオプション戦略は?


さすがに政策金利がいつ上がるか予想するのは難しいですね~。トリシエ・コードには引き続き気を付けていたいですけど。

ECBの日は木曜だったのですが、勢いよく上がったユーロがらみのペア、週末の引けで日足でも陽線でした。で、いっぽうのドル/円なのですが、雇用統計の前にFOMCメンバーがのきなみ利上げに対して強気発言をしたので期待されていたのに、下がりましたw

ドルとユーロって割と逆相関なので、ちょっとユーロ強くなるかなと思いました。ただしいつもこういう予想って裏切られる(笑)。

マタフで両方出してみると、ユーロが急にガーっと上になって、ドルが弱くなってきてはいます。

先輩バイナリーオプショントレーダーが言っていたテクニカルの話

ユーロ円は、75本移動平均線が、ユーロドルは25本移動平均線が、それぞれGCやDCが効くし、トレンドのあるときはよく触って反転するよとおっしゃっていました。

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