米国の住宅関連指標とは? 為替・金融FX用語解説
よく聞く言葉、「住宅関連指標」の意味を初心者の方向けに解説しますよ。
「住宅関連指標」って国民が人生でも高額な買い物をしたかどうかってことですが、あとで目次を見返したら漢字ばかりですごいことになってますね。
何故この発表で為替(ドル円)が動くのか?というあたりが一番知りたいと思うのでアメリカの住宅関連指標発表についてまとめてみました
この記事の目次
住宅関連指標の基本的な意味
FXの世界で一番見られている米国経済。住宅が売れているかどうかも景気の判断の材料になります。
まあこんな感じかな~。
人生で一番大きな買い物という感覚は、日本よりは弱いけどやっぱり米国でも大きな買い物なわけです。
だから景気と関係しやすいのですね。
住宅関連指標がどう景気に関係するのか?意味
下の四角の中をみてください。
こんなふうに、景気と金利と住宅ローンがくるくる回っています。
べつに金利が影響するのは住宅だけじゃないのですが、大きな買い物ってことで指標にしやすいのですね。
・金利が上がると住宅ローンを組む人が減るので物価が少しずつ安くなる(インフレがなおってくる)
・インフレがなおったと思ったら行き過ぎて、デフレになると中央銀行は金利を下げる(金融緩和)
・金利が下がると住宅ローンを組む人が増えて住宅がたくさん売れるので、だんだん景気が良くなってインフレになってくる
住宅関連指標でよく見るやつ一覧
(図は新築住宅販売。ヤフーファイナンスより)
米国の住宅関連指標だけとりあげます。
日本も似たような感じですが、米国よりも中古住宅は重要視されない傾向があります。
米国の住宅関連指標の一覧
せっかくなので、先行性が高い順に並べます。
(先行性というのは、情報が早いかどうかってことです。予想するときに先行性が高いというのは、早めに予想できるということです。
また先行性の高さは人によって微妙に意見が違います。これは一般的な順番)
全部覚える必要も、わかる必要もないけど、困っている人のためにまとめておきます。
経済指標を見てて悩んだら、ここを読んでね。
名前(英語) | 意味 | 発表機関と時期 |
新築住宅販売(New Residential Sales) | 新築の一戸建て住宅の契約書署名を完了した件数。なので景気変動に対して最も先行性が高いといわれる | 商務省が公表。毎月、翌月25日ごろ |
中古住宅販売件数(Existing Home Sales) | 一戸建て、集合住宅で所有権がちゃんと移った件数。米国では比較的先行性が高い | 全米不動産協会。毎月、翌月25日ごろ |
住宅建築許可件数(Building Permits) | 住宅の建築に許可が必要な地域での許可件数。もう着工しているのが含まれてしまうためあまり使えない | 商務省。毎月、翌月中旬ごろ |
住宅着工件数(Housing Starts) | 1か月のあいだに建設が開始された民間の住宅戸数。「販売」「許可」「着工」の順で行われるので、先行性もこの順番 | 商務省。毎月、翌月第3週の真ん中あたり |
※中古住宅販売件数だけ、ちょっと雰囲気が違いますが、米国の経済をみるのに大切だとされています。
米国では住宅売買のうち80%くらいが中古住宅販売といわれていて、日本などよりも景気に影響を受ける指標なのです。
それでドル/円の為替レートを動かすことがあります。
(資料は「金融マーケット予測ハンドブック」NHK出版)
住宅関連指標のほかの指標
(ドル/円の8月のチャート。5分。よくない住宅関連指標を無視して上がっている)
脇役的な住宅関連指標
さて、あまり知られてないですが、こんなのもあります。
よく名前を見るものがありますが、最近は注目されてません。いちおう見ておく感じかな。
・住宅ローン延滞率、差し押さえ率=名前のとおりの指標です。物騒ですが、景気が悪くなりそうなときに見て急に増えていたりすると「米株を買うのはやめようかな」とか、考えることもできそうです。FXはこれだけじゃ判断しづらいですけど。
・S&P/ケース・シラー住宅価格指数=中古の一戸建て住宅の価格から出す指数。先物があるので出している。ということは、先物がどうなるかを見たい人向け。
・MBA住宅ローン申請件数=毎週発表されるので、細かく分析したい人向け。MBAというのは抵当銀行協会というところ。住宅はローンで買う人が圧倒的に多いので、参考になる。
住宅関連指標はFXでどう使われているか
普通に考えたら「契約だけだとほんとうに住宅を建てるかどうかわからないし、やっぱり着工件数が大事なんじゃないの?」って思います。
しかしFXは市場のみんなが先読みするので、できるだけ先行性が高いものが注目されます。
ただしドル/円の値動きが必ずしも大きいというわけじゃないのですが。
住宅関連指標のドル/円の値動き
2018年8月23日の「新規住宅販売」のときのドル/円の値動きです。5分足です。
結果は悪かったのですが、それまで上昇していた流れを消さず、まるで何事もなかったかのように上がっています。
これはすでに米国の景気が良かったので、たまに住宅指標が悪くても気にしないという感じでした。
次は「中古住宅販売件数」です。
2018年8月22日です。
新規住宅販売の前日で、やっぱりドル/円が強いのでした。
これも予想よりも前回よりも、悪かったです。それでも特に気にせず上がっています。
多少は乱れてるんですけど。
その後、深夜(日本時間)にトランプ発言かなんかで指標よりもでかく下がっていますね(;^_^A
最近は、FRB(中央銀行)の金融政策も注目されないので、ずっとこんなふうです。
リメンバーFXhttp://www.fxremember.com/
ヤフーファイナンス経済指標カレンダーhttps://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/
住宅関連指標は、海外バイナリーオプションにどう関係するか?使い方は?
海外バイナリーでは、大きく動かない住宅関連指標はなかなか使えません。
予想より悪くてもそれまでどおり上がっていくという、まったりした経済指標というわけです。
ファンダメンタルズ分析をする人が、発表の時だけさっと見ておくくらいでしょうか。
住宅関連指標まとめ
海外バイナリーでは、ほぼ使えない住宅関連指標でした。
ただしあるとき急に市場で話題になり、ドル/円だけでなく他の通貨ペアも動かすことがあります。
たとえば、2007年、2008年のサブプライムローンのときなどは住宅関連指標にも人々が敏感になっていたのです。
さっきリンクを貼った「リメンバーFX」では2010年からの記録しかないのですが、それでも2010年1月の中古住宅販売件数では、1分足でも10pipsは動いていました。
今はちょっとそこまでは期待できません。
住宅関連指標に関係する専門用語解説
住宅関連指標・・まだまだいっぱいある住宅関連指標。ニュースでよく言われるのを一つずつ覚えるといいかも。バイナリーオプションで使えるかどうかは別だけど。
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