途転(ドテン)とは? 為替・金融FX用語解説
よく聞く言葉、「途転」の意味を初心者の方向けに解説しますよ。
この記事の目次
途転の基本的な意味
売買を方向転換することなのですが、ひとつのテクニックとされることもあるようです。
損失を取り返すために2倍以上の資金を投入することもある。
テクニックというのは、損失を取り返すために倍の利益を狙おうと途転することのようですね。
ちなみに、途転したけどまた反対方向に行かれて、またまた損失が増えると往復ビンタになります。
笑。
途転は英語でなんていう?
似た言葉 | 「倍返し」という言葉もあります。 途転するときに損失を取り返すためにロットを倍、3倍、にすることです。 |
反対の言葉 | 辞書のようなサイトでは見つからなかったのですが、 そのままの方向を買い続けるというなら「難平」(なんぴん)でしょうか。 |
英語 | Reverse Position |
途転に関係する現在の状況ーFXでどう使われているか
バイナリーオプションよりもFXや株でよくいわれます。
長い間ポジションを持ち続けられるのが災いになり、損切りできない辛さを解消するのに途転は良い方法なのかもしれません。
FXの途転とは
それまでとはまったく反対に方向転換をするので、心理としてはきつそうです。
その抵抗感を乗り越えても必要ともいわれます。そのわけは、市場のチャンスを逃さないで済むということだそうです。
(金融辞典などをいくつか読んでみました)
FXの途転の実際ですが、下の図の1で買ってしまった、というときに2のところで買いは損切りをして、新しく売りをやるということです。
2で新たに売りをやるのですが、この2の位置はどこでも良くて、テクニカル分析で確かなところなどを決めて途転します。
他にも、こういう途転が見つかりました。
2・レジスタンスラインを引いていて、その前から売っていたけどブレイクアウトしてしまったので、そこからは買いに途転する方法。
1の途転はわかりやすいと思います。
2はちょっとわかりにくいですね。
下の図で、下向きに引いたレジスタンスラインがあります。
ブレイクアウトまでは、売りで良かったのですが、最後にドドーンと上昇してしまいました。
ここで売りをやめて買いに途転という考え方です。このときは損失を取り返すということは考えなくていいってことですね。
途転は、海外バイナリーオプションにどう関係するか?使い方は?
海外バイナリーオプションで途転みたいなことがあるのは、以下のような場面でしょうか。
・判定時間が過ぎて損失が確定してしまったので、新たに反対のバイナリーオプションを買う。
・判定時間が過ぎて損失が確定してしまったので、新たに反対のバイナリーオプションを2倍以上買う。
海外バイナリーオプションで途転やってみた
やってみましょう!実験ですからクイックデモです。
海外バイナリーオプションの画面だけを見て、トレードするという人も居るので真似してみたいと思いますが、少し不安です。
この画面だけ見て、はたしてうまくトレードできるのでしょうか。
方法は、「上がりすぎたら下」「下がりすぎたら上」ということのようなのですが(;^_^A
そういえば、ドル円だと思っていたのに、うっかりポンド円の画面を開いていました。
ただし、MT4と見比べてのトレードではないので、見当違いにはなりませんでした。不幸中の幸いというところでしょうか。
しかし予想通り?負けです。
次に途転して取り返せるかどうかやってみます。「下」で失敗したのと、最初から比べて下がりすぎな気もしなくもないので、「上」。
途転なので、新たなポジションを2倍買うつもりでした。
結果はみごと最後の2倍ポジションが利益になりました!しかし…
(さすがに何も見ないでバイナリーオプションをするのは、不安でした。これ、要人発言とかがあってズズ―っと下がり続けたら怖いですね。
今回、途転のときに勝てたのはどう見ても偶然でした)
右上の口座資金のところがまだプラスになっていませんね。反映されるのが遅いのでしょうか。
よく見たら10,000円のつもりが1,000円ずつしか買っていませんでした!
本番口座でも、ほかの画面を見てしまって設定した金額が元に戻ることがあるので、気を付けましょう(;^_^A
失敗も教訓に……。
途転まとめ
「やってみた」では、たまたま途転が成功(?)しました。
負けた額よりも大きな金額をかければ、うまくいけば負けを取り戻せるし、利益にもなります。
ただし途転でも、やる根拠とか理由がちゃんとしていないと当たり前ですが往復ビンタになることも多いです。
心理的にも負けていると判断が鈍りやすいし、最初にルールを決めておくほうが無難ですね(;^_^A
ルールっていうのはたとえば「下を買っているドル円が140円以上になったら途転する」とかそういう感じでいいと思います。
これを最初のトレードよりも前に決めておけば、その時はまだ冷静なので判断ミスも少ないと思います。
途転に関係する専門用語解説
途転・・それまでと反対のポジションを持つこと。
難平・・それまでと同じ方向にポジションを増やしていくこと。
これらは、どちらも損失をかかえているときにするのが基本ですが、そうでないときもあります。
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